
一ひと粒目
毎朝、焼く。
パンは、時間が経つほど固くなります。だから、まとめて作りだめはしません。夜明け前から生地をこねて、開店にあわせてひとつずつ。売り切れたら、その日はおしまい。「焼きたて」を守るための、小さなお店の選び方です。

二ふた粒目
余計なものは、入れない。
保存料や乳化剤は使いません。落花生は店で炒ってペーストに、材料は国産小麦・塩・水・パン酵母だけ。だから日持ちはしないけれど、小さな子どもからお年寄りまで、安心して食べられます。「シンプルなほど、ごまかせない」——それが、いちばんの自信です。

三み粒目
この町で、つづける。
落花生は、この土地でむかしから作られてきた作物です。近くの畑の落花生を分けてもらい、パンにして返す。派手ではないけれど、この町の味を、この町で続けていく。通ってくれる人の「いつもの」でいられたら、それがいちばんうれしいことです。